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「はしまき」って知ってる?関西では定番だが関東では無名の謎の屋台グルメ

  • 方言や食文化など、異なる部分が多い西日本と東日本。屋台グルメにも大きな違いがあるようで、関西では「はしまき」という謎の料理が定番になっているようです。一体どのような料理なのか、詳しく見ていきましょう。


    スティック状になったお好み焼き!?


    賑やかなお祭りや縁日にいけば、多くの屋台が所狭しとひしめいていますよね。屋台グルメの定番と聞けば、たこ焼きや焼きそばを思い浮かべる人が多いはず。そんな定番メニューのなかに、関西では「はしまき」も加わります。

    「はしまき」とは薄く焼いたお好み焼きを、棒や割り箸に巻いてスティック状にしたフード。もちろん、ソースやマヨネーズ、青のりなどを使用するところもお好み焼きと同じです。関西では「くるくるお好み焼き」と呼ぶ人も少なくありません。



    AlxeyPnferov/gettyimages

    おもしろいのが、関西から遠く離れた山形県の地元グルメ「どんどん焼き」。細かく見れば「はしまき」とは異なるのですが、見た目は「はしまき」とほぼ一緒なのです。スティック状のお好み焼きが、関西と山形という離れたエリアでご当地フードとなっているのは不思議ですね。

    その他の屋台の定番グルメでは、「イカ焼き」も関西と関東で異なるようです。関東の「イカ焼き」はイカの姿焼きを串に刺したものが定番。しかし関西では、お好み焼風の粉ものにイカが入った料理を「イカ焼き」と呼びます。そのため「大阪でイカ焼き食べようと思ったらお好み焼だった……」「東京でイカ焼き食べたかったのにイカの丸焼きしか売ってない!」などの悲しいすれ違いが起きることも。

    同じ名前の屋台グルメでも、関西と関東では異なる料理を指すことが多くあります。自分の思っていたものと違うものが出てきたら、むしろ「当たり」だと思って未知の料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。


    ■執筆/マツヤマ剛
    ありとあらゆる面白情報を収集する雑食ライター。営業職で「トークのタネ」として雑学を集めていたことをきっかけにトリビアに目覚め、一念発起して編集プロダクションに転職。その後独立し、今に至る。特に、生活に関連するような知識には目がなく、日々情報収集に励んでいる。

    編集/サンキュ!編集部

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