【すぐできる地震対策】家の中に「安全スペース」はありますか?防災士が解説
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「地震への備えは万全ですか?」と聞かれて、迷わず「はい!」と答えられる人は少ないかもしれません。家具の固定や非常用品の備蓄など、なかなか一朝一夕にはできないことも多い地震対策ですが、じつは今すぐ、買い物もせず家の中でできてしまう対策もあります。
今回は、野菜ソムリエ・気象予報士・防災士の資格を持つ植松愛実さんが、もしやっていなかったらぜひ今すぐやってもらいたい「安全スペース」の確保について解説します。「安全スペース」とは
「安全スペース」というのは、地震で急に強い揺れが来ても、物が倒れてきたり落ちてきたりしない空間のこと。
天井からつり下げられている電球などがなく、固定されていないタンスや本棚といった重いものに囲まれていない空間が、家の中に最低1か所、できればそれぞれの部屋に1か所ずつ必要です。
「安全スペース」があれば、たとえば緊急地震速報が発表されたとき、(もちろん速報とほぼ同時に揺れてしまうこともありますが)もし数秒の猶予があればそこへ移動することができます。
ちなみに筆者は、リビングで子どもとお昼寝をするときに「安全スペース」で寝ています。