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食材にこだわったほうが節約できる!? 節約のプロが切らさない「ストック食材」とその理由

  • どの家庭にも「わが家に欠かせないストック食材」というのがあります。でも、「ストック食材」の種類や量、使い方によっては、食費がかさむ原因やムダ買いの元になっている場合も。そこで、節約のプロはどんな食材をストックしているのか。節約アドバイザーの丸山晴美さんに聞きしました。

    なお、今回ご紹介する情報はすべて2025年3月時点の取材情報を基にしています。



    みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

    お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「プロのストック食材」!


    「ストック食材」1:この塩があればただの塩むすびもご馳走に!


    野菜や肉などはこだわり始めるとキリがなく、食費がどんどん高くなってしまいますよね。でも、調味料など長期保存できるものは、ある程度こだわりが持っている方が、限られた予算のなかで充実した食生活ができると思っています。

    その意味で、私が欠かさずストックしているものの1つが「ゲランドの塩」です。フランスのブルターニュ半島南部のゲランドの塩田で、熟練の塩職人が伝統製法によってつくっている塩。添加物は一切使わず、天日乾燥・粉砕しただけの無精製塩なので、マグネシウムやカルシウム、鉄分を含んだ深い味わいが特徴です。

    「ゲランドの塩」には、乾燥させてこまかくした顆粒とウエットな粗塩などの種類があり、私はいつも粗塩を購入しています。ゲランドの粗塩は1kgが1,000円弱。乾燥させてこまかくしたタイプより割安で、私はこれを冬の時期に干して乾燥させ、調理用グラインダーで挽いて使っています。

    日本の一般的な食塩に比べると高めですが、驚くほど高価というほどではないですし、それほど一度に多く使うものでもありません。何より今まで試した塩のなかで一番おいしく、かれこれ10年以上は使い続けています。

    おにぎりもこの塩があればご馳走になりますし、シンプルに焼いたしいたけに少量ふりかけただけでも高級な味になり、スープの味もバシッと決まります。ごくふつうの食材でも、塩にこだわるとおいしくできるというのが実感です。

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