
政府の備蓄米放出が続いていますが、米の価格はなかなか下がっていません。さらに、今年の夏も猛暑予報で、米の不作が心配されています。そこで節約アドバイザーの丸山晴美さんに、米が高騰していてもできる食卓の節約テクを聞きました。
なお、今回ご紹介する情報はすべて2025年5月時点の取材情報を基にしています。

みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。
お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「米高騰のやりくり」!
現在のお茶碗1杯分のご飯のお値段は?
米の価格がこれほど高騰した原因は、猛暑による生産量の減少や、昨年8月の南海トラフ地震臨時情報による米のまとめ買い、インバウンドや万博での需要増など、いくつかの要因が重なったためと言われています。さらに、流通の乱れや買い付け競争が起こったため、米価格の高騰に拍車がかかりました。
政府が備蓄米を放出していますが、米の価格は高止まりしていて、実感としては一昨年の2倍近くのイメージです。
お茶碗1杯分のご飯の量は約150g。精米で約65gとなり、5kgで約77杯分に相当します(※)。4月執筆時点では一般的な精米5kgの価格が4,200円ほどで販売されており、ご飯1杯あたりの米代は約55円。
食べ盛りの家族がいる場合、大盛りご飯を食べることもあるでしょう。食事は毎日のことだからこそ、主食の値上げはダイレクトに家計に影響します。
以前は安く手に入ったカリフォルニア米も、価格が上がり続けています。家計を守るにはしっかりと工夫していくことが大切です。