サンキュ!

これまで数多くの家計診断をしてきた節約アドバイザーの丸山晴美さん。その中で、「貯まらない」「貯められない」という相談者には、ある共通の出費パターンが見られることが多いと言います。それはどういう出費で、どう対策したらいいのか、丸山さんに聞きました。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2025年5月時点の取材情報を基にしています。



みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「貯められない人の出費パターン」!


貯められない人の出費1:お酒やたばこなど嗜好品に関する「言い訳出費」


家計診断をしていてよく感じるのは、「貯まらないんです!」と嘆く家庭の多くに、ある共通項があるということです。それは、「言い訳出費」が多いという点。
特にお酒やタバコといった嗜好品がやめられない」パターンが多数で、「これがないと生きていけない」「私のエネルギー源なんです」など、いろいろな言い訳をして嗜好品にお金を使っています。

「その分のお金を他の費用に回せば、家計もずいぶん楽になりますよ」と伝えると、とりあえず「気をつけます」とは言ってくれるのですが、その後に「でも、夫がどうしてもやめてくれないんです」「夫婦とも忙しくて、お酒を飲むことがコミュニケーションなんです」とまた言い訳…。

特にお酒は、飲むとおつまみが欲しくなる人も多く、その分の出費もかさみますし、外食を好む方も少なくありません。「仕事で疲れて夕食を作る気力もなく、ダメだと思ったんですが安い居酒屋なので……」と今度は自分自身にも言い訳をすることに。

お酒とタバコだけでなく、お菓子、ジュース、菓子パンなど「やめられない嗜好品がある」という方は、残念ですが貯まらないパターンに陥りがち。たとえそれを買う際にポイ活をしていても、ポイント以上に出費をしているのが事実なのです。


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